バーチャルコンソールの3月分ラインナップが発表されましたが、その中にとあるタイトルが。

 ■バーチャルコンソール・ジョイメカファイト
  http://www.nintendo.co.jp/wii/vc/vc_jmf/index.html

 さて、このソフトなんとファミコン時代なのに対戦格闘ゲーム。しかしストIIのような人対人のものとはちょいと異なり、タイトルのようにメカが戦うというもの。しかし面白いのはメカゆえに人間の動きにとらわれないこと。投げ技も攻撃も、キャラによって独特のものとなっています。ファミコンという格闘ゲームをするにはスペックがアーケードやスーファミなどに比べて劣るもので、発想で面白さを出した隠れた名作と言えるでしょう。そのために今でもファンが多いようです。

 ■参考・ジョイメカ仮設保管庫
  http://tondeke.nobody.jp/index.html

 ■参考・時代と戦え!「ジョイメカファイト」
  http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0506/28/news045.html

 私は『ハード末期に名作ソフトが生まれる理由』でも書きましたがハードをうまく生かす技術がこなれてきたハード末期にこそ、面白いゲームが出ると思っているのですが(『天地創造』とか)、それもこんなもののひとつかもしれません。

 しかし以前、このゲームについてコメントで教えていただいた時に調べたのですが、このゲーム多少権利関係が複雑なことになっていて、ちょいとバーチャルコンソールでの復活は難しいのでは、と思われていました。(参考:Wikipedia-ジョイメカファイト
 しかし、いつのまにかいろいろな問題がうまくクリアされていたみたいで、この度無事にバーチャルコンソール化となりました。待ちに待っていて、喜びの声をあげている人もきっといるのではないでしょうか。きっと開発者の人も喜んでいそう。

 というわけで、VCで遊ぶならメジャーなもののシリーズもいいですけど、こういうのもたまにいかがでしょうか。
 合併以来はじめてのWiiバーチャルコンソール更新。

 Wiiのバーチャルコンソールでは「人気ソフト」という項目があり、そこに20個のソフトが並んでいます。集計数も集計期間も書かれていないのでかなり曖昧な順位ですが(しかも並んでいるものが順位通りという絶対の保障もない)、VCでの人気作の参考にはなります。
 今日(1月27日)、見てみた順位を以下に記します。
 左から順にハード、タイトル、配信日、メーカー、購入ポイントです。

 1位・スーパーマリオブラザーズ3 2007年12月11日 任天堂 500 (FC)
 2位・スーパーマリオブラザーズ 2006年12月2日 任天堂 500  (FC)
 3位・マリオカート64 2007年1月30日 任天堂 1,000  (N64)
 4位・星のカービィ 夢の泉の物語 2007年2月27日 任天堂 500  (FC)
 5位・ぷよぷよ通 2007年4月24日 セガ 600  (MD)
 6位・ポケモンスナップ 2007年12月4日 任天堂 1,000  (N64)
 7位・ダウンタウン熱血物語 2007年10月23日 アークシステムワークス 500 (FC)
 8位・スーパーマリオワールド 2006年12月2日 任天堂 800  (SFC)
 9位・ボンバーマン'94 2006年12月2日 ハドソン 600 (PCE)
 10位・アイスクライマー 2007年1月16日 任天堂 500  (FC)

 11位・高橋名人の冒険島 NEW 2008年1月15日 ハドソン 500 (FC)
 12位・ゼルダの伝説 時のオカリナ 2007年2月27日 任天堂 1,200 (N64)
 13位・スーパーマリオ64 2006年12月2日 任天堂 1,000  (N64)
 14位・スーパーマリオブラザーズ2 2007年5月1日 任天堂 500 (FCDS)
 15位・マリオストーリー 2007年7月10日 任天堂 1,000 (N64)
 16位・出たな!! ツインビー 2007年9月18日 KONAMI 600 (PCE)
 17位・テン・エイティ スノーボーディング NEW 2008年1月15日 任天堂 1,000 (N64)
 18位・マリオブラザーズ 2006年12月12日 任天堂 500 (FC)
 19位・スーパーストリートファイターII ザ ニューチャレンジャーズ 2007年12月18日 カプコン 800 (SFC)
 20位・ドンキーコング 2006年12月2日 任天堂 500 (FC)



 一位は・スーパーマリオブラザーズ3、2位の初代含め、シリーズの多くがベスト20に入っています。Wiiを買ってVCをはじめて使った時、まずこれからという人も多そうです。
 任天堂以外での一位はセガの『ぷよぷよ通』。定番の落ちものとして長く遊べるからか、強いですね。
 基本他は定番ものが多いです。ちなみに去年9月に私がエントリーに書いたもの(バーチャルコンソール人気ソフト20(2007年9月3日版))から残っているのは、
 【FC】スーパーマリオブラザーズ
 【N64】マリオカート64
 【MD】ぷよぷよ通
 【SFC】ストリートファイターII ターボ
 【N64】マリオストーリー
 【SFC】スーパーマリオワールド
 【FC】スーパーマリオブラザーズ2
 【N64】スーパーマリオ64
 【N64】ゼルダの伝説 時のオカリナ
 【PCE】ボンバーマン'94
 【FC】星のカービィ 夢の泉の物語
 【FC】アイスクライマー
 ……と半分以上。定番の強さが目立ちます。これが現在時点でのVCの特徴ですね。
 その中で17位の「テン・エイティ スノーボーディング」がマイナータイトルとして目立ちますね。ただ季節ものなので、次回はなさそう。
 個人的には『出たな!! ツインビー』がシューティングで唯一ランクインしているのが良い感じ。

 さて、2月にはセガマスターシステムの北斗の拳までリリースされ、ますます広がりを見せております(しかしこれに関してはマスターシステムというより、版権ものがクリアされた意義が大きいかも)。
 あと『レッキングクルー』もリリースされます。鈴木みそ氏にブラッキーマンガを描いて欲しいと思うのは私だけではないはず。
 その他リリース情報については、任天堂公式サイトで。

 ■バーチャルコンソール 今後配信予定のタイトル
  http://www.nintendo.co.jp/wii/vc/lineup.html

 とりあえず、『アクトレイザー』に続くクインテット作品のリリースはいつになるのかと待ちながら、これからもどんなソフトがリリースされるのか、楽しみにしたいと思います。


  
 テレビをつけるとわりとお目にかかるWiiとその系列製品のCMですが、先日はじめてバーチャルコンソールだけプッシュしているCMというのを見ました。これは今までよりもバーチャルコンソールの存在感がWiiの中でも増してきたということなのでしょうか。

 さて、バーチャルコンソールでは一定期間毎に「人気のソフト」を公開しています。これは更新日時も数値も明らかにしていないのですが、統計をとればだいたいどれが多くDLされているのかがわかるでしょう。

 さて、このランキング、その意味はWiiのバーチャルコンソールでの人気というだけにとどまらず、実はかなり深いものなのではないかと思ったのです。

 今まで、事ある毎に「歴代ベストゲーム」みたいな企画がなされてきました。最近だとファミ通20周年記念の「心のベストゲーム100」でしょうか。しかし、これらの企画で出た順位というのは必ずしも歴代で一番面白かったゲームになるとは限りません。正確に言うと、その統計を取った時点以外で正確な順位とは言えないと思います。というのは、やはりその統計を採った時の最新ゲームというのが上位に来やすいのですよね。それはやはり、最近やったゲームの方が技術的にインパクトがあって、そして何よりもそのやった面白さを覚えているので、それに票が行きやすいのだと思います(『スーパーマリオ』とかいつの時代にも君臨する例外はありますけどね)。

 今まで何回もこの手の企画が行われていますが、前の企画で上位に来ていたゲームが、後年の同じような企画ではかなり下がっている、もしくはなくなっている可能性も否定できません。先述のファミ通「心のベストゲーム100」で1位だった「ファイナルファンタジーX」や、4位の「ドラゴンクエストVIII」も、次で同じ順位とも限らないと思います。あくまでその統計をとった時点での順位なのですから。
 実際、現在ファミ通で行われている読者投票も、比較的新しいゲームばかりが上位に来て、過去のゲームはだんだん順位が下がってきます(例外は「タクティクスオウガ」くらい)。

 ということで、この「時間の問題」がある限り、どうしても出た時代の違うゲームというものの正確な比較は難しいのですよね。そのゲームを比較するのは、あくまで同じハード、広げてもせいぜい同時代のゲームでしか測れないでしょう。

 そこでこのバーチャルコンソールの順位です。これは、一応「バーチャルコンソール」というゲームの中で枠が同じですよね。ここではFC〜N64時代のゲームが一応それほどの時間軸の差が無く公平にリリースされます。となると、ここでの順位は、今までのベストゲームの投票よりも公平に、歴代の人気ゲームの順位につながるのではないでしょうか。つまり、「ドンキーコング」も、「罪と罰」もその10年の時を超えて同じ舞台での比較ができるという感じ。

 ちなみに最近だと、『スーパーマリオブラザーズ3』『スーパーマリオブラザーズ』に混じって『ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会』なんて一見意外なのが見られて、歴代ベストには出てこないものの、こういったソフトも実は中堅の手堅い人気があったのかとか思いました。

 もちろん(タイトルではああ書きましたが)、これの売り上げで真の歴代ベストゲームが決まるというものではないでしょう。それはリリースするタイミングや値段などの様々な要因がありますし、やはりここでも知名度の高いものが強いでしょうし。ですが、今まで(FC〜N64)の中で今でもやってみたいと思わせるゲームはどれか、という幅広い時代での今までよりはデータを採った時代に流されない、統計のひとつにはなるのではないでしょうか。

 ただ、任天堂はいまのところかなり限定的なデータしか出してないので、今までのトータル順位とかを常に発表するとか、総DL数を発表してくれたら面白いなと思ったりします。

 個人的には『天地創造』が登場した時に(自分の中ではするとすでに信じている)、隠れた名作と言われたこれが、どれだけ順位をあげるかが楽しみです。


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■追記
 ちなみにこれと同じ原理で、今後は歴代ベストゲームの投票時にも「発売してから○年以上経ったゲームでの」という条件をつけると、正確さが出るかもと思ったりします。