■品薄商法とは(情報元:ふぇいばりっとでいずさん)
http://www.makonako.com/mt/archives/2008/01/post_661.html
さて、昔からネット上でよく言われる「○○商法」のうちのひとつ、「品薄商法」ですが、上のサイトさんでは「メーカー側が意図して品薄状態にしているかどうか」というのをそのポイントとしておられます。つまり偶然品薄になってしまったものは除外と言うことですね。
しかし、本当に残りのもの、すなわちメーカー側が意図して品薄状態にしているものは、「商法」なのでしょうか。
言葉の問題となるとちょっと複雑なのですが、もしその「意図」が「その商品の価値を上げるために、本来は出荷可能な環境は整っているけれどわざと行っていること」であるとするならば、全部が全部それに当てはまらないと思います。
おそらくリンク元のまこなこさんはゲーム系サイトですので、想定は継続的に出されるゲームハード、ソフトと思われますが、「品薄商法」と言われるものは限定版、つまりそこで逃すと手に入らないものに対して言われている気がしますので、それも含めて『品薄商法というものは本当に存在しているのか』ということを考えてみましょう。
いきなり結論から申しますと、私の考えでは「ないとは言わない。だけど品薄の原因のほとんどは意図的にやっているものではない」という感じです。
「品薄商法」にメリットがあるとすれば、「品不足を起こしてその商品の価値を上げ、売り上げを伸ばす」という点にあると思います。しかし逆に考えれば、「本来売れるはずだったところで機会損失を起こしている(もしくは起こす危険性がある)」ということでもあります。
そんな危険を冒してまでわざと品薄にする意義は何か。もしその製品が継続的に供給されるものの場合、価値を高めて本来一度に供給されるよりも長く、多く売れるようにするという目論見があるかもしれません。しかしそこだけでしか売られないもの、すなわち限定版などはどうでしょうか。結局販売面で見れば売り上げが伸びることなく、そこで止まってしまいますよね。ならそんな品薄にする意義はあるでしょうか。せいぜい次回「あそこは早く予約しなきゃ」と思われるくらいでしょう。だけど次に同じように入荷数を絞らなかったら、そこでその思考は止まってしまいます。かといってずっと絞れば儲けはそこ止まり。なんだか売り上げを伸ばすということに対してあまりいい方法ではないのではと思われます。
しかも、継続的販売を出来るものでもリスクは高すぎます。というのは手に入らないことで同時に「もういいや」と入手をあきらめられ、他の趣味に移る、もしくは用途に金を使われてしまう可能性も高いのですから。
あの『たまごっち』(初代)は、一時的には大ブームになりプレミアもつきましたが、その後製品の大量生産体制が整って投入する頃にはブームは収束し、結果大量の在庫をかかえて会社が傾きかけたという話までありますよね。
そしてもうひとつ「品薄商法」を行うとすると大きな問題があります。それは小売店に嫌われるということ。
商品の仕入担当をする人にしてみれば、注文した製品が余りまくってワゴンに行くというのは困りものでしょう。しかし、(仕入担当経験があるわけではないので断言は出来ませんが)これと同じくらい困るのが「注文したより入荷が少なくて、結果足りなくなってしまう」という現象だと思います。「まあたしかに本来得られる利益を入れられないけど、損はしてないじゃん」と思う人もいるでしょうが、ことはそう簡単ではないです。
あるものを発売日に買いに行ってそれがなかった時、もしくは予約できなかった時、客としてその店に持つ印象はどうでしょうか。「品揃えの悪い店」というレッテルを貼ってしまうのではないかと。これが自分の発注ミスで少なかったのなら責任は自分にあるからまだいいでしょう。しかし入荷数が少ないということは、こういった客と向き合う店にまで影響を与えるのではないでしょうか。必ずしも全員が「その商品は受注数が少ない」と知っているわけではないのですから。
いや、これはまだましなほうで、下手をするとその入荷数の少なさ故その予約を断らざるを得ないという店の信用問題をそこねかねない事態も起きかねません。
そのメーカーが人気があればまだいいでしょう。しかしいったんそれが衰え、出荷調整する余裕がなくなった場合、仕入れ担当者はどう思うでしょうか……
余談ですがこんな話があります。セガサターンの時代あるギャルゲーの企画が大々的に行われ、それのプレビューディスクにも人気が集まり、予約が殺到しました。しかし、なんとそれが実際に店に配分された数は発注数の1割程度(私が聞いた店の人の話なので、全国ではわかりませんが)。そのディスクはプレミア化します。そして本編にも注目が集まりますが、プレビューがこれじゃあ本編の発注もカットされるだろうと、多くの店では見込みで多め発注が行われました。しかし実際は10割、つまり発注数全部が納品されるという状態に。しかもそのソフトは発売後は発売前より厳しい評価を受けることになってしまいます。本来の仕入れ数以上のものを入荷してしまったのに、売れ行きは伸びなかった結果、そのソフトはワゴン行きとなりました。そして、店はそのタイトルに対して警戒するようになり、続編では発注数を抑えることになったといいます(名前は言いませんが、バレバレのような)。これが悪意で行われたかどうかはわかりませんが、少なくとも結果はこうなってしまったという感じ。
そんなわけで「品薄商法」なんてものをやるには、リスクのわりにはリターンがなさすぎるのです。でもなんでそれでも品薄は起こるのでしょうか。それは最初の定義における材料不足などによる製造が不可能だった場合というのもあります。しかし同時に、「作れるけど市場の状況からそうせざるを得ない場合」というのもあります。それは「製造資金がない」「もし少しでも余らせたらまずい場合」(製造コストや在庫保管場所の問題)、「ここで余らせたら店が発注してくれなくなるので少なめにするしかない」など様々。出来れば全部のユーザーに行き渡らせたいと思っても、そうしなければいけないことというのはあるのですね。
再販制度があって、売れなかったらいっぺんにものが返ってくる本は尚更でしょう。
■参考:売れているのに重版されない、の何故?
http://novelno.net/archives/2008/01/02-201032.php
もっとも、需要に対しての供給を適正にできなかったという点に関しては、その会社に落ち度がないとは言えませんが、必ずしも全部が全部売り上げを増すための悪意があるわけではないと考えます。
もし、上のようなやむを得ない場合も品薄商法の範疇から外れるなら、品薄商法なんてものは現在ではごくごく少数だと思うのです。ゲームにせよアニメにせよ限定本(再販対象外)にせよ、今じゃあそんな余裕のある会社は少なくて、一本でも多く売らないと会社潰れそうなところが多いですし。
結局のところは買い手が市場の価値に騙されないでほしいものを手に入れるようになれば、残った悪意も消えるのではないでしょうか。まあこんなのが生まれる昨今、それが出来れば苦労はしませんけどね。

なんと言うセンチメンタルグラフィティ…
すぐわかる自分は間違いなくよく訓練されたセガ信者
コピー問題より需給見通しミスの方が痛い。
それはクリアされたら中古で出回るからというのがメーカー側の裏主張。家電量販店に勤めていて、古いタイトルの発注が出来ない理由はそれだといわれた。
ソフトで品薄商法をするのはリスクが高すぎるのであまりやらないのではないでしょうかね。手に入らない人がかなり多くならないと付加価値が付きませんから。
アレは意図してやってるのがミエミエでした。
しかし、サン○リー系商品の「品薄商法」ってのは、正確に言えば「品薄&宣伝商法」であって、
品薄→そのことが報道される→それぐらい人気商品であるという印象操作となる…
こういうサイクルのもとに行われていたわけです。
つまり、知名度の低い、あるいは無名の商品を売り出す場合は有効なんだけど
知名度の高い任天堂のハード&ソフトではできない商法なんですよねえ。
大体、1stウインドウとブラックマトリクスは最初から2万本限定だって謳ってたんだから通常の手段で見込みの本数が入る訳ねーでしょうにw
グッズと1stウインドウの過剰人気に騙されて本編を過剰発注した店が多かったってだけの話で、センチに関しては品薄商法とは全く関係ありません!
引用?されてるサイトの後日の話です
微妙に区切りどころが悪かったのは何か意図があったのか・・・そこまで深読みしても仕方ありませんが
こっちの話だとある意味納得できなくもない話になっています
一応報告だけ
切羽詰ってるとは言え、最近はちょっと自重せよ。
品薄商法・・・というより、出荷調整ですね。
人気商品はどの店も欲しがります。
メーカーもどの店にも入荷はさせたい、しかし、生産数は追いつきません。
となると、分配になります。
店が100欲しいと言ったら、発売初日には40、翌週に20、また翌週に20、また翌週に20で、「ハイ100です」・・・といった具合に。
そして、メーカーは、普段から商品をいっぱい買ってくれてる店や問屋を優先させて出荷します。
店は商品が欲しいのは、発売日初日です。100欲しいと思っても、分配で40しか来ない、ならば、初日に100そろえるには、全体の発注数を増やして250にするしかない。発売日に100完売しました。そして、翌週50、また翌週に50入荷します。しかし、その頃には欲しい人は入手済みで、売れ残った商品が市場に溢れます。そしてワゴンセールへ・・・。となるわけです。
「品薄商法」は、ブランドの維持、経営面から見て、長く広く売りたいメーカーと、
発売日に欲しいユーザー、売れる時に儲けたい店の食い違いが生む現象と言えるでしょう。
ただ一つ「品薄商法」で批判されているのは、
「品切れでどこにも売ってないのに、テレビでCMを流すな!」という所ですね。
某サターンのギャルゲーについては、コメント欄の、通りすがり #2x.LPFvgさんの仰る通りだと思います。
あれは、当時の限定版ブームに乗っかったメーカーと、踊らされてた仕入れ担当がアホだったんです。
正にゲームバブルの象徴的存在でした。
確かに品薄を続けるということはメーカー側にとってもメリットが大きい話ではありません。
ただ、Wiiなどに関していえば、これだけ品薄状態が続くというのは任天堂さんはかなり予測を厳しく読んでいるんでしょうね・・・。
ちょっと?なのは、日本では品薄が続いている(と聞いてますが・・)Wiiですが、中米各国では店頭にならんでいます。特にクリスマス時期で、有名店舗では店頭に詰まれていました。
ワールドワイドにシェアをあげるため途上国に意図的に供給を回した、とも考えられますが、中米で余らせるくらいならば先進国になんで回さないんだろう・・・とも思いますが。
日本以上に足りなくて困ってるあれはアメリカじゃなくて別だったっけかな
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