「続編(シリーズもの)が多い」というのは、最近のことではなく、それこそファミコンの時代から言われていたことだと思います。
 さて、現在のコンシューマゲームにおいて続編が多いのは、年度ごとに出せるスポーツゲームを除くとすれば、ナンバリングだけでもシリーズ12作を数える「ファイナルファンタジー」やこちらもシリーズ8作を数える「ドラゴンクエスト」を抱えるRPGでしょう。ナンバーはついていませんが、アクションRPGであるゼルダシリーズもそうですね。
 しかし、これらの続編といわれるもの、かなり狭義に考えると、本当は続編とは言えないのではないでしょうか。

 ドラクエやFFを続けてやったことのある人ならわかるでしょうが、これらって続編とはいっても、前のナンバーとストーリー的なつながりがない場合がわりと多いのですよね。だいいち、主人公が全部違います。繋がりはせいぜい「クリスタル」とか世界観ぐらいってところで。ドラクエでも直接ストーリーにつながりがあるのは、ロト3部作とか天空3部作(後者はかなり怪しいけど)くらいです。
 たしかにゲームシステムは似ているので、広義では続編と言えるでしょうが、ストーリー方面に主眼を置くと、続編ではないと言えるのではないでしょうか。
 ゼルダシリーズはたしかに主人公が全部同じですが、これもそのまま続くものではなく、別の世界の話なのですよね。(まあ厳密に言えば『時のオカリナ』で言われたように、かなり離れた時間軸でつながっているのですが)。 

 これ、理由としては難しくなく、一つの作品でその作品の世界を出してしまうものがほとんどなので、そこからさらに続かせる要素がないのですよね。逆に未消化な部分があったらその作品に不満を感じる可能性がありますし、逆に1作の終わりで「つづく」とかなったら怒るでしょうし。それ以前に、続編が出せるとは限らないですからね。つまり1作1作が読み切りマンガみたいなものでしょう。

 ですが、例外的にRPGでも同一ストーリー軸、同一主人公で続いているものも存在します。その中で一番長いのはコンシューマではなくてパソコンのRPGとして。
 まず日本ファルコムの『イース』シリーズ。PC-88時代から存在するアクションRPGです。ナンバリングとして6まで出ています(他外伝的なものが数作)。この話は主人公アドルの冒険譚という形になっていますから、主人公は1からずっと同じ。ただし場所は微妙に変わっています。
 ただ、II以降を認めるかどうかは意見の分かれるところでしょう(私もクインテットファンだし、微妙なところ)

 そしてもうひとつ、こちらはアダルトゲームになるのですが、アリスソフトの『ランス』シリーズ。こちらも88時代(1989年)からあるもので、ナンバリングで7作、合計10作出ています。最新作の『戦国ランス』は2006年12月に発売され、5万本以上を売り上げたそうです。これは同一主人公、同一世界観で展開されているというゲームとしてはかなり希有な例。同一世界、同一キャラものを続編と定義すれば、これが一番ロングラン、且つ多くの作品を出しているRPGとなるのではないでしょうか。

 ただ、これらもそうなったのは歴史が積み重なり、気づいたらそれなりのシリーズになっていた故の偶然だと思うのですよね。まあゲームはその性質上、小説(ラノベ)のように比較的簡単に続編はできないということですね(ラノベの場合、次を見越している場合はわりとありますからね)。

 実際は営業的な都合上、一度知れた名前を使うことで、「続編」と思わせるものが多いですよね。でも、こう考えるとあながち続編は少ないと言えるわけでもあるかなと思います。ブレスオブファイアVなんて、それまでとかなり違いますし(それが好きですけどね。音楽いいし)。だからある意味「続編」なんてのは多くの場合営業上の言葉で、あまり良い方にも悪い方にも過信しないほうがいいかもしれませんね。

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