ゲームミュージックなブログ

ゲームミュージックを中心に、ゲーム系のことについていろいろ語っています。

コンシューマゲーム雑誌の過去回想(1990年代後半・プレステ、サターン、N64時代) 

 少し間が空いてしまいましたが、この前の続き。ちなみに今までのは以下の通り

 ■コンシューマゲーム雑誌の過去回想(1980年代・ファミコン時代)
 ■コンシューマゲーム雑誌の過去回想(1990年代前半・スーファミ、メガドラ、PCエンジン時代)

 そんなわけで今日は、1990年代後半のプレステ、サターン時代です。

 さて、1995年あたりで、3DOを皮切りにプレイステーション、セガサターン、ちょっと遅れてNintendo64と、次世代機ラッシュが始まります。そしてここでも、ファミコン時代以降やや平穏な時代だったゲーム雑誌誌上での戦国時代が再開します。
 私もこの頃になると、高校時代に比べてバイトなどでそれなりに収入があった&時間もそれなりにあった時でしたので、おそらくは一番ゲームとゲーム雑誌を買いあさっていた時代だと思います。とはいっても、一番費やしたのはゲーセンでしょうけど。
 そしてここでもまた、新規参入の会社がいくらか入ってきます。しかし今度は大出版社系ではなく、異分野で強い中堅出版社系が多かったです。具体的には以下の通り。

 ・『HYPERプレイステーション』(ソニーマガジンズ)
 ・『GREAT SATURN Z』(毎日コミュニケーションズ)
 ・『The64DREAM』(毎日コミュニケーションズ)
 ・『ゲーメストEX』 (新声社)
 ・『げーむじん』(ティーツー出版 )
 ・『じゅげむ』(メディアファクトリー)
 ・『Game Walker』 (角川書店)
 ・『Game遊』(リイド社)
 ・『週刊TV Gamer』(アクセラ)

 このうち『HYPERプレイステーション』のソニーマガジンズは、関連会社であるSCEがハードを出しているのである意味自然ですね。あと、『ゲーメストEX』は、アーケードゲーム雑誌で独占状態だった『ゲーメスト』の新声社が、コンシューマ版として参入した雑誌です。
 この時代に創刊されたものの特徴としては、既存のゲーム雑誌にあった子供向けやヘビーユーザーではなく、やや大人のライトユーザー向けに作られたものがそれなりにあったということ。なんというか、『東京Walker』風の作りでゲームを紹介している感じ(特に『じゅげむ』『週刊TV Gamer』『Game Walker』が顕著)。これは、この時代に顕著になってきたライトユーザーをとりこむゲームというスタイルを反映してのものかもしれません。というか、子供向け、ヘビーユーザー向けはすでに競争過多だったため、そっちを狙ったとも言えるでしょう。

 さて、既存の雑誌もハードに合わせてリニューアルするのですが、ここではリニューアルだけではなく、ハードの増加に伴って新しく兄弟誌を創刊する例も多々見受けられました。それも含めて以下の通り。

 ・『ファミ通』(アスキー→エンターブレイン)  ※ファミコン通信から名称変更
  (新)『ファミ通PS』
  (新)『ファミ通64+』
  (新)『ファミ通ブロス』
 ・『SEGA SATURN MAGAZINE』(ソフトバンク) ←『Beep!メガドライブ』
 ・『スーパー64(ソフトバンク) ←『Theスーパーファミコン』
  (新)『ザ・プレイステーション』
 ・『電撃SEGA SATURN』(メディアワークス) ←『電撃SEGA・EX』
 ・『ファミマガ64』(徳間書店) ←『ファミリーコンピュータMagazine』
  (新)『ファミマガWeekly』
 ・『SATURN FAN』(徳間書店) ←『メガドライブFAN』
  (新)『Play Station Magazine 』
 ・『ゲーム・オン! 』(小学館) ←『月刊PCエンジン』
 ・『64(ロクヨン)』(宝島社) ←『HIPPON SUPER!!』

 見ての通り、このあたりでの創刊&リニューアル、滅茶苦茶数か多いのですよね。一瞬で休刊したもの、増刊扱いのものを含めれば、さらに多くなります。詳細はWikipediaにて。

 ■参考:ゲーム雑誌 - Wikipedia

 その上、出版社にもこのあたりでいろいろあって、さらに混乱します。まず、『ファミコン通信』がもはやファミコン専門誌ではなくなったからか、それとも任天堂以外(ソニーなど)に気を遣ったのか、ファミコン通信という名を改めて『ファミ通』となります。さらに翌年、1996年、「アスキーお家騒動」が起こり、ファミ通創刊以来の主力重役が大量に離脱、アクセラを設立し、『週刊TV Gamer』を創刊します。さらにもうちょっと先になりますが、2000年、アスキーからゲーム関連事業が分離され、エンターブレインがファミ通の発行元となります。

 さて、前のハードからそうでしたが、雑誌の売り上げはハードのシェアに比例するために、トップハードになれなかったものの専門誌は、だんだんと衰退、休刊してゆきます。それでまず脱落してしまったのは、N64系雑誌。ここで『Theスーパーファミコン』の流れを汲む『スーパー64』、『HIPPON SUPER!!』『ファミコン必勝本』の流れを汲む『64(ロクヨン)』、そしてなんといってもファミマガ以来の流れを汲む『ファミマガ64』が休刊となります。ただし、一部の任天堂系雑誌は携帯ゲームも含めたものの切り替えも行い、存続していました。
 さらに前述のライトユーザーを狙った雑誌もあまりうまくいかず、次々に休刊となります。
 そして、1997〜8年あたり、セガサターンの劣勢が濃厚になると、だんだんとそっち系の『SATURN FAN』『電撃SEGA SATURN』も廃刊してゆきます。まあセガにはコアなファンが多かったので、こっちの場合、『SEGA SATURN MAGAZINE』のみが強かったせいというのもありますが(私も買ってた)。

 そういえば、この頃ソフトバンクの『ザ・プレイステーション』『SEGA SATURN MAGAZINE』が週刊化してましたね。おそらくは『ファミ通』の週刊化に対抗したのでしょうけど、すぐに合併号の連続になったような記憶があります。いい雑誌なのだから無理するなよ……と当時思っていました。

 ちなみにこのような休刊、廃刊が相次いだのには、この時代になると情報がほとんどメーカー提供のものになってしまい、個性化が前の時代よりさらに図れなくなってしまったというのもあると思います。しかし売れている雑誌は、そんな中でも個性を出そうとしていましたね。『SEGA SATURN MAGAZINE』『ザ・プレイステーション』などはその代表で、載せているコラムや読者欄がおもしろく、紹介記事よりそっちを読みたくて買ってました。あと、前にも書きましたが『読者投票レース』が発売後ソフト購入の参考になったというのもあります。

 ■参考:ゲームのレビューは発売前評価と発売後評価を分けるべきと思う話


 さて、こんな感じで時代はいよいよ21世紀、PS2、ドリキャス、ゲームキューブの時代に移ってゆきますが、ここあたりからゲーム雑誌を揺るがす存在がだんだんとその存在を見せてきます。その名はインターネット。
 さて、いよいよ次はこのシリーズ最後の、PS2時代以降のゲーム雑誌についてです。
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[ 2008/09/29 21:50 ] コラム | TB(0) | CM(0)
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